7 Comments

  1. かつては愛されていた人形。
    悲しげな美しい歌声。
    死後、青年と愛によって永遠に結ばれたのが尚美しいですね。
    私も、こんな風にロマンチックに身を捧げる程の恋をしてみたいものですね。

  2. 水の中 空を見上げて
    歪んだ視界 光ゆらめく
    金色の発条もない ただの薄汚れた人形

    欠けた瞳 硝子の破片
    かつては誰もが 私を求めては愛した

    輝く星 下弦の月 誰にも触れられず溶けあうのね 蜃気楼に浮かぶ影と 思い出の日々がワルツを踏む

    暖かい手を差し伸べて 悲しげな顔 綺麗な瞳 君にいま魔法あげよう 時間を巻き戻す奇跡を

    ランプの火を毎夜、灯して 私の肌を磨いて髪を撫で口づけた

    響く鐘と聖なる祈りの果てに永遠がもしもあるのならば 叶えて欲しい 何もいらないから いつまでも傍で愛してくれますように

    時は過ぎて 廃墟の荊棘 骸と人形を抱きしめ紅く咲き誇る

    耀く星 下弦の月 誰にも触れられず溶けあうのね 蜃気楼に浮かぶ影と思い出の日々がワルツを踏む

    騒めく森 妖精たち 慰めるように光瞬く 忘れないわ 優しい日々 何も怖くない貴方がいる

    響く鐘が闇に震え 冥府の底へ二人を放つの 叶えられた願い永久に 指を絡め微笑む瞳 奏でてもっと 深く導きの歌を

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